☆3月28日 第3回LRT検討協議会開かれる
ホテルルビノ京都堀川で開かれた「今出川通の交通まちづくりとLRT検討協議会」に傍聴参加しました。
京都市担当局が、1月24日の今出川通り(北野白梅町から出町柳駅前間)の交通
社会実験の結果について報告し、協議が行われました。
座長の村橋正武氏(立命館大学理工学部教授)のまとめ発言を、わたしのメモから簡単に紹介します。
今回の交通社会実験の効果について、
ひとつには市民にLRTを知ってもらうところにねらいがあったが、1回の社会実験では「まだまだわからない。」のが実態であり継続的なとりくみが必要である。
ふたつには、体感を伴った生の声を聞くという点では、沿道や実験モニターらからのアンケートを通
して収集することができた。
みっつには、LRT本体とLRTの導入方法の検討を深める点で、はじめから導入を前提としているわけではないが、導入の方向で課題を掘り下げ合意をつくっていくステップとなった。
LRT導入は、交通基盤整備だけではなくまちづくりと一体として考える必要がある。
都市計画局交通政策室長からは、市民意見と交通社会実験の結果を精査・分析し全市的な観点から総合的に検討し将来的なLRTのあり方を見極めていきたい。協議会は第3回をもって区切りをつける。とありました。
わたしは、地域のみなさんからの発言も聞きながら、「LRT(新型路面
電車)ってなに?」を繰り返し、繰り返しPRし市民のなかでの議論を積み上げる作業が大事なんだと思いました。
ヨーロッパでの導入例でも何年もかけた議論が行われてきています。「住みよい美しいまち」への憧憬を、自分たちの暮らしにひきつけ考えるなかで、まちの活性化と合せたまちづくりへの展望が開けるのではないでしょうか。
「交通渋滞」を解消し、乗りやすく利便性の高いLRTをわたしたちのものにするにはどうすればよいのか、今後もみなさんと一緒に考えていきたいと思っています。
1月24日のLRT実験の様子
|