☆「自立更生促進センター」について
京都保護観察所(上京区)内に刑務所仮釈放者等を受け入れる自立厚生促進センターが設置されることに関係した質問や意見を多くお寄せいただいています。
わたしは、地域住民のみなさんがこの施設設置の目的と役割を正しく理解されることが重要だと考え、井上哲士参議院議員に相談し対応しています。
井上哲士参議院議員は、国会運営の課題に追われるなか2月6日に法務省担当者を呼び説明を受け、住民への丁寧な説明会を行うなど地元との合意が得られる努力をするようにと求めてくれました。
以下、井上哲士参議院議員の記事を紹介します。
井上哲士参議院議員ホームページ 活動日誌より
2月7日 午前中は、法務省が京都の保護観察所内に建設を計画している「自立更生促進センター」について説明を聞きました。仮釈放になった人の円滑な社会復帰につなげる施設です。
これまで更生保護事業は、民間の更生保護施設や保護司の皆さんに大半を依拠してきましたが、様々な困難な状況が拡大するもとで、国が受け皿をつくることは必用であり、私も委員会で要求してきたことです。
同時に、建設に当たっては、近隣住民の皆さんの十分な理解を得る必要があります。それなしに円滑な運用もありません。
説明会を重ねるなど、丁寧な地元説明を行い、地元の合意のもとで進めるよう強く求めました。終了後、内容を地元のくらた共子京都市議に電話で連絡しました。
☆「自立更生促進センター」
自立更生促進センターの役割は、刑務所を仮釈放になった人を一定期間受け入れ、そこに宿泊させながら、専門家の保護観察官が24時間、365日体制で直接に指導、監督することで確実な更生とその後の円滑な社会復帰につなげていくことです。
今回、国(法務省)の方針で京都を含む全国4ケ所の保護観察所内に宿泊施設を整備して
「自立更生促進センター」を設置することが決定されています。 「自立更生促進センター」に入所する人は、刑務所内での成績が比較的良好であるのに、社会での適切な受け入れ先が確保できない状況にある人です。
施設での一定期間処遇の後は、「自立更生促進センター」を退所し、本来帰るべき地域に移り、そこで保護観察を受けながら残りの刑期を過ごし、最終的に社会復帰へとすすみます。
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