■退院後の介護について相談 5月24日 |
☆月10万円までで入所できる特別
養護老人ホームを紹介してほしい…。
昨日、寄せられた生活相談です。クモ膜下出血で緊急入院されたご主人の退院後の介護を考えるなかで思い余った介護者の声だと思います。
緊急入院先のケアマネジャーに相談したところ、紹介された特別養護老人ホームは、月の諸経費が20万円だと説明されたそうです。
自宅で介護するにも、ベッドを置く部屋を用意するには家屋の改築が必要で、制度の範囲内ではとても収まらない費用も必要となる…。
「自分が、この立場にたって初めてわかった…。苦しい…。ここ数日これからのことを考えているうちに胃に痛みを感じて、診察を受けにいった。」
ケアマネジャーが説明した費用は、ホテルコストと、衆議院を通過した介護保険見直案の食費と居住費の実費徴収分を含んだものだと考えられますが、おそるべき中身です。
相談者の奥さんは、要介護度4と認定された夫を自宅で介護していくイメージすらもてない状況のように感じました。病気に倒れたご主人の状態を受け止めること事態たいへんなことですが、その上に思いもしていなかった高額な施設費用に押しつぶされるような状況に居られます。
奥さんにとっては、とても受け止めることのできない話をするケアマネジャーが自分の敵であるかのようにも見えてくる…。いま、日本中にこれと同じようなことが広がっているのではないでしょうか。
☆5月24日 市会文教委員会でおこなった質問内容を簡単にお知らせします。 文化市民局の一般
質問では、京都市が始めておこなったDV(配偶者等からの暴力による被害者)シェルターへの家賃補助制度の公募結果
について質問し、京都市内の被害実態を把握することを求めました。
担当部長は、公募件数は1件、選定基準は1年以上の運営経験、1室以上3,3?の広さで2週間の保護に耐えられるもの。被害者の実態把握については正直行なっていない。地域での支援の情報交換を行ない、支援ボランティアの養成をおこなっていくと答弁しました。
教育委員会の議案審議では、前日の実地調査をもとに「京都市立下京中学校新築工事請負契約の締結」に関連し質問。下京区の5つの中学校を統合することで、約600人の生徒が四方近隣住宅が密集したところに建設される学校に通
学することとなります。通学手段と通学路の安全確保、近隣に及ぼす影響と対策、体育の授業に伴う移動の有無、近隣住民への工事計画の説明会の予定などについて質問し、住民の声を聞き学校運営に反映させることを求めました。
担当部長は、関係する5中学と協議するが自転車通学は認める。駐輪場は校内に3ケ所配置。体育の授業時には、屋上グラウンドと挌技場を使い移動はない。部活動は統合学校2ケ所のグラウンド(徒歩片道で15~20分)を利用することとなる。
クラブ活動でグラウンドへの利用が必要になる場合の移動手段については個々クラブで考える。工事計画説明会は6月。今後も下京中学開校委員会を通
じて開校準備をすすめると答弁。
一般質問では、前回の委員会で求めた資料をもとに、「フッ化物洗口の実施状況」について質問。平成15年に厚生労働省がガイドラインを出していますが、そのなかに充分な説明と合意(インフォームドコンセント)の必要性を示しています。
京都市では、平成5年から小学校でのフッ化洗口を行なっていますが、養護学校はじめ、実施にあたって保護者個々の選択の意志を確認する手続きをとっていたか否かを質問。担当部長は、現在15校で実施しているが、説明会などで学校長、歯科医の参加で有効性を説明し、保護者の理解を得て実施。調書を個別
に配送し、希望の有無を確認。希望しないひとも少しあると答弁しています。 |
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