アンケートの回収は40歳代以上の方から20件寄せられました。
これ以外に100軒の聞き取り調査の結果を合わせ報告します。

景気については「全く回復していない」、仕事の受注見通 しは「減少見込み」、営業上の悩みについては「仕事、顧客の減少」「得意先の倒産や減少」との回答が多数を占めました。
融資制度については「金融マニュアルの見直し」「迅速な対応」を求める声が寄せられました。

後継者育成について製造業者の方々から「需要拡大が見込めない」「給与保障ができない」
道具類・機械部品の枯渇への対応について「古い部品を流用しているが将来枯渇することは明らか。安定供給できる仕組みが必要」の声が多く寄せられました。

流通業者の方々からは、行政に求める対応は「外国製品の輸入規制」を指摘する声が最も多く、産地崩壊をなんとかして止めたいという想いが寄せられました。

また、行政支援が効果的なものとなるよう、西陣に関係する様々な立場の方々の智恵を集める場づくりが必要との反応がありました。

「今さら、何をやっても遅い」とのご意見もありましたが、その中にも「西陣産地を守る」新しいルールづくりへの期待があると感じました。

アンケートや聞き取り調査にご協力頂いた皆さんありがとうございました。