☆ 「障害者の移動と生命の安全とは!」〜駅ホームの転落事故から見る生命の尊厳〜


シンポジウム報告

1月16日 第24回「国際障害者年」連続シンポジウム…京都テルサにて
 障害者の移動と生命の安全!
 〜駅ホームの転落事故から見る命の尊厳〜
主催「国際障害者年」連続シンポジウム実行委員会
後援 京都府・京都市・京都府社会福祉協議会・京都市社会福祉協議会
    京都新聞社会福祉事業団

  くらた共子は、今福義明さんの基調講演、駅ホームから転落した電動車イス利用者と、介助者の発言、「すべての人に安全な駅ホーム設置を進める会」の活動報告のあとに行われたシンポジウムでパネラーとして報告発言しました。

  会の活動報告から、街頭でのアンケート調査、京都市地下鉄烏丸線の駅ホームを電動車イスが移動する状況、歩行者や列車との近接状況を検証した結果が報告されました。
 アンケートには、子どもや高齢者の転落の危険、駅ホーム混雑時の転落不安を訴えるリアルな声が多数寄せられています。

  シンポジウムでは、視覚に障害のある方にとって、移動手段に公共交通機関は欠かせないものだが、利用者の約50%が駅ホームから転落しているとの報告がありました。

  認知症の方にとっては、危険の判別ができないという重大な問題がある。
公共交通機関の安全確保に、介護者が付き添える環境と合わせ、突発的な事故を防ぐ対策が求められる。

  京都市は、ホームからの転落防止柵設置の必要性は認めるが、市財政が厳しいのですぐにはできないとの姿勢であること。くらた共子は、議会での論戦経過と、市財政逼迫の背景に、国の補助金制度の問題があること、旧政権下の「自治体財政健全化法」による自治体リストラの流れがつづいていること、京都市がこの流れに同調する姿勢であることを指摘し、新政権下での国の政策転換、自治体が住民の命に責任をもつ立場で市政運営にあたらせるよう運動を広げることが必要と述べました。

  フロアーから、「議会の意思はどうなのか? ホーム柵の設置に対する合意がないのか?」との質問がありました。
また、精神に障害をもっておられる方からは、「シンポジストの話を聞いて泣けた。よくここまで進んできたと思う。ここまでに、たくさんの方が犠牲になっている。精神障害者の置かれている状況は、大変遅れている。」と激励と問題提起の発言をいただきました。

わたし自身、基調講演や、会の活動報告、各シンポジストや参加者の発言に新たな発見や学びを得ることができ、参加できたことを感謝します。
京都市地下鉄駅構内の環境改善で、具体的な指摘、提案もいただきました。
議会質問につなげがんばります。

  新政権が、「コンクリートからひとへ」を掲げています。
その後は、なんやゴタゴタしてますが、掲げさせた住民の世論を広げ、誰にとっても安全な交通 機関を実現できるよう力を合わせましょう。



以下 シンポジウム開催概要
1月16日 『国際障害者年』連続シンポジウム 10:30〜16:30
「障害者の移動と生命の安全とは!」〜駅ホームの転落事故から見る生命の尊厳〜

場所 京都テルサ 第1〜第3会議室(地下鉄九条駅から西に徒歩5分) 参加費 500円
 基調講演
<午前>
 今福義明さん (DPI日本会議常任委員 交通問題担当・アクセスジャパン主宰)
「交通バリアフリー法の動向と駅ホームドアの全国的状況」
  <午後>
「京都におけるまちづくり・バリアフリー運動の歴史」矢吹文敏
「ホーム転落体験」 当事者からの報告

シンポジウム「ホームドア設置に向けて」
 宮川泰三さん 林友樹さん(全ての人に安全な駅ホーム設置を進める会)
 佐木理人さん (視覚障害者の歩行の自由と安全を考えるブルックの会)
 芦田豊美さん  (認知症の人と家族の会)
 くらた共子さん(日本共産党 市会議員)
 今福義明さん  (DPI日本会議常任委員 交通問題担当・アクセスジャパン主宰)
 西川佳次さん (ユニバーサルデザイン審議委員)
コーディネーター 矢吹文敏

連絡先 (075)671-8484 京都市南区東九条松田町28メゾングラース京都十条101号
 日本自立生活センター(JCIL)気付 国際障害者年連続シンポジウム運営実行委員会
主催 国際障害者年連続シンポジウム運営実行委員会
後援 京都府、京都市、京都府社会福祉事業団、京都市社会福祉事業団
   京都新聞社会福祉事業団(申請)


バックナンバー2010へ